トラムコントローラの試作機。左からマスコンユニット、メーターとスイッチを備えたメインユニット、ブレーキユニット

選んだ車両で、手応えが変わる。

路面電車の運転台を再現した、TRAMCITY 専用のコントローラ「トラムコントローラ」(仮称)を開発しています。

クラウドファンディングを今冬に予定しています。

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1 台で、何形式もの運転台になる

実際の電車は、車両形式ごとにマスコン(アクセル)の段数やブレーキ方式が異なります。トラムコントローラは、マスコンとブレーキハンドルの軸にモーターを内蔵し、段数の刻みやレバーの反力をすべてモーター制御で生成します。部品を交換することなく、ゲームソフトウェアからの指示で運転台が切り替わります。

マスコンのモードチェンジ。8000 形モードでは切から力行 7 段と電制 7 段、3000 形モードでは切から力行 4 段に刻みが変わる
マスコンのモードチェンジ
ブレーキのモードチェンジ。8000 形モードでは弛め・保ち・込めの直通空気式、3000 形モードでは切から 7 段と非常の電気指令式に変わる
ブレーキのモードチェンジ
函館市電 8000 形函館市電 3000 形
マスコン(左手)切 〜 力行 7 段 + 電制 7 段切 〜 力行 4 段
ブレーキ(右手)直通空気式(弛め・保ち・込め)電気指令式(切 〜 7 段 + 非常)

ゲーム内の電制は今後の対応予定です。現在開発中の新シリーズにも、同じ 1 台で対応します。

ブレーキの重さが、ゲームから返ってくる

直通空気式ブレーキ(8000 形)のハンドルには、弛(ゆる)め・保ち・込めという 3 つの位置があります。実車ではこの位置の境界を越えるときに手応えが生まれ、その重さはブレーキシリンダの空気圧力によって変わります。トラムコントローラは、ゲームで運転している車両の空気圧力を手元のハンドルに反映します(フォースフィードバック)。

電気指令式ブレーキ(3000 形)では、同じモーターが段ごとにカチカチと刻むノッチ感を生成します。カムやバネを使わないため、繰り返し操作による消耗部品が少なく、経年での調整も不要です。

実際の動作の様子を YouTube で見る →

実車と同じドアスイッチ

ドアスイッチには、実際の車両に搭載されている部品を採用しています。コントローラの製造にあたり、ドアスイッチメーカー様より新品を供給していただけることになりました。本物ならではのクリック感と剛性で、運転体験をよりリアルなものに引き上げます。

メインユニットに取り付けられた、前扉・後扉の実車用ドアスイッチ
本物のドアスイッチ

アナログ針のメーターユニット

通勤電車の運転台では計器類の液晶パネル化が進んでいますが、路面電車ではまだまだアナログ計器が主流です。トラムコントローラでも、実際の針が動作するメーターユニットを制作しました。左が速度計、右がブレーキシリンダ・元空気タンクの圧力計です。上部の LED は、扉が閉まったことや降車ボタンが押されたことを示します。

メーターユニット。左に速度計、右に圧力計、上部に戸閉・停車などの表示灯が並ぶ
メーターユニット

メーターユニットは、製品販売時にはオプションとする予定です。

開発の経緯

2025 年 4 月から 1 年間、創業支援プログラム FFF Tokyo の支援を受けて開発してきました。2026 年 3 月の発表会 DEMO DAY で試作段階のコントローラを展示し、その後も NT函館mini2026 や、函館の異業種交流会「HAM」などで展示しています。詳しくは成果報告の記事をご覧ください。

NT函館mini2026 の展示卓。モニタに TRAMCITY HAKODATE の運転画面、手前にマスコン・メイン・ブレーキの各ユニットが並ぶ
NT函館mini2026 での展示の様子

東京ゲームショウ 2026 で体験できます

会期2026 年 9 月 17 日(木)〜 21 日(月・祝)
会場幕張メッセ ホール 9
ブースインディーゲームコーナー 09-E14
内容実機での運転体験。直通空気式と電気指令式を切り替えて比較できます

東京ゲームショウの出展情報へ →

製品概要(試作段階)

製品名トラムコントローラ(仮称)
構成マスコンユニット/メインユニット/ブレーキユニット/メーターユニット(メーターユニットはオプション化を予定)
寸法各ユニットを配置した状態で、幅 650 mm、奥行き 200 mm 程度
素材金属(ダイカスト、削り出しなど)、樹脂、木材を部位に応じて使い分け
接続USB Type-C。パソコンにはゲームパッド(HID)として認識されます。汎用コントローラとして使えるよう CDC(UART)通信にも対応予定です
対応ソフトTRAMCITY HAKODATE(今後拡充予定)
販売方法クラウドファンディングのリターンを予定(今冬開始予定)

掲載の写真は開発中の試作機です。部品の一部が未装着の状態を含みます。仕様・寸法・材質は開発の進行に応じて変更となる場合があり、試作機と量産品では製法・仕上げが異なる場合があります。

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今冬の開始を予定しています。価格・仕様・実施媒体は決まり次第お知らせします。先行情報はメールマガジンでご案内します。

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制作協力:筐体・内部機構設計 株式会社ティーエスイー/ハンドル外観設計 グレイスモデル/試作制作支援 FFF Tokyo by @カマタ