子連れでサフィール踊り子の4名個室に乗車

2020年3月から運行を開始したサフィール踊り子。

自宅近くでいつもサフィール踊り子が通過していくのを眺めていましたが、昨年7月に長期休暇を取得できたので奮発してチケット購入。運良く 4 人個室を購入することができましたので、そのレポートです。

サフィール踊り子 概要

JR東日本 サフィール踊り子 E261系
目次

運行経路

サフィール踊り子は JR 東日本が 2020 年 3 月に伊豆方面の観光特急として新たに設定した列車です。
運行経路は以下の通り。

  • 東京⇔伊豆急下田 : 毎日 + 臨時(平日)
  • 新宿→伊豆急下田が臨時 (休日)

注意点:新宿・渋谷のルートは行き(伊豆急下田行き)のみが設定されており、帰り(新宿行き)は設定されていません。 (2021.01.20 現在)

車両編成

座席はすべて「グリーン席」です。
このうち 4 号車がカフェテリア、3 ~ 2 号車がグリーン個室、1 号車がプレミアムグリーンです。

グリーン個室の内訳です。

3 号車:
6 名個室 x 2 室
4 名個室 x 2 室

2 号車:
6 名個室 x 2 室
4 名個室 x 2 室

つまり、1 本のサフィール踊り子号に、6 名個室と 4 名個室は、4 室ずつしかありません。
これしか個室がないので、必然的に予約の競争倍率が高くなります。

グリーン個室の予約

グリーン個室はえきねっとでは購入できず、みどりの窓口で購入する必要があります。
かなり倍率が高く、すぐに売り切れてしまいますが、キャンセルが出るのを粘り強く待って、みどりの窓口に通い続けました。

おそらく、窓口の人に「また来たぞ」と思われていたでしょう。
しかし何も気にすることはありません。JR東日本が決めた購入ルールにちゃんと従っています。

そんな努力がみのり、奇跡的に個室を購入できました。

ブラインドカーテン有り。個室は子連れに最適

グリーン個室 4 人席を家族 4 人で利用しました。大人 2 名 + 未就学児 2 名なので、料金上は 4 人個室を大人 2 名で利用です。
(大人又は小児に随伴される幼児は、大人・小児 1 名に対して 2 名までは無賃とのことです)

参考 : 品川 → 伊豆高原 4 人個室 + 特急料金 = ¥16,060
これに運賃 ¥2,980 x 2 = ¥5,960 が加算され、合計 ¥22,020 です。


家族連れでいろいろな観光地にいくと、子供がいるとどうしても周りの目を気にしてしまいますし、なによりサフィールのような大人向けの列車ではその心配は大きくなります。

しかし、今回は個室ということで周りを気にすることなく、のびのび快適に過ごすことができました。
うちの子供は騒ぐタイプではないのですが、列車のなかで家族で普通に会話できるのが本当にありがたい。
(周りの目を気にしなければならない世の中というのも少し寂しい気持ちはありますが)

また、下の写真のように、グリーン個室の通路側には窓がありますが、ブラインドを閉めることができます。
他人の視線を気にすることもなく、安心して授乳もできます。

グリーン個室の紹介

さて、そんな個室の様子を紹介します。
テーブルがとても広く、乗車前に購入した弁当なども余裕を持って置くことができます。
「映え」を意識しておらず、雑然としたテーブルでごめんなさい(笑)

広々テーブル
天井も高い

天井も高いです。普段の特急列車だと、天井に荷物置きがありますが、サフィールの個室にはそのような設備はないため、天井が高いです。この写真からもお分かりいただけるかと思います。
あと、隣の個室との仕切りは鏡になっているので、部屋が広く見えます。

サフィール踊り子には遊戯スペースなどは無いので、基本的に個室で過ごすことになります。
テーブルが広いので、子どもたちは家から持ってきたシールブックなどを楽しんでいました。

サフィール Pay でオリジナルフードを予約

サフィール踊り子のオリジナルフードを注文するためには、乗車前に「サフィール Pay」というアプリで予約が必要です。私達が乗車した 2020年7月時点では、オリジナルヌードルが販売されていました。

乗車後に個室で待機していると、アテンダントが来て「何時にヌードルをお持ちしますか?」と尋ねられますので、自分たちの都合の良い時間を伝えれば ok です。

受け取り済みのヌードルの整理券

ヌードルの量はそれほど多くなく、ラーメンを監修した長谷川氏のコメントに思いやりを感じます。

ヌードル監修 長谷川 在佑氏

旅を彩る優しいラーメンがあればいいのにと、思っていました。
家族でお弁当やサンドイッチと一緒に食べても負担にならないような、そんな存在感で。

サフィール踊り子 公式サイト https://www.jreast.co.jp/saphir/food/

※2021/3/22 追記:
JR東日本より、2021/3/31をもってヌードルの提供を終了し、新たなメニューが取り入れられることが発表されました。今後も定期的にフードメニューが入れ替わるのか、注目ですね。

家族連れのサフィール個室はどうだったか

一言で言えば、周りの目を気にすることなく快適でした。
一方で、子供も含めて家族全員が同時に食事したので、子供の食事の世話が忙しく、気がついたらもう熱海。
そして、熱海を過ぎてカフェテリアでコーヒーを買って(コーヒーは予約不要で買えた)、一息ついたと思ったら、もう目的地・伊豆高原に到着。

サフィール踊り子と、車窓の景色をまったり楽しむならば、乗車前に食事を済ませておくと良いかもしれません。(それか、子どもたちだけ、乗車前に軽く食べさせておくか)

記事の中で書いたように、テーブルがとても広いので、子供の絵本やおもちゃ、ぬりえ、シール帳などを持っていくと子どもたちも飽きません。

以上です! 参考になれば幸いです。

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